初代店主、畑中政吉は輪島塗の職人として技術を磨き、昭和二十五年に開業、輪島で創業75年を迎えました。
2代目 畑中 弘道は、輪島で初代 政吉に師事し輪島塗り箸の技術を学び
55年、漆箸の製造販売を続けてきました。
3代目である畑中康則は、2024年の令和6年能登半島地震をきっかけに家業を継ぎ、
技術の継承も行いながら、一般企業での経験を生かし
新たな漆のお箸の販売スタイルでの展開を進めています。

震災からの復興、そして未来へ

令和6年の能登半島地震では畑中塗箸店も大きな被害を受け、
工房は全壊、現在は仮設工房での製造を行なっています。
新工房は令和7年6月に完成予定。

無くしたものは大きいですが、震災をきっかけに新たなご縁もできました。
いただいたご縁を大切に、輪島にある塗箸店として、
今後も畑中塗箸店を進化させて行きたいと思っています。